■ 「八海山 (越後三山)」(上越新幹線 浦佐駅)〔標高1,778m〕
「☆ 旧盆に実家に帰省して八海山に登る!」
大正7年生まれで、今年97歳になる母が老後施設に入っているので、見舞いを兼ねて帰省することにしました。
そして、「八海山」にも登ろうと計画を立てました。
最初は、8/13(木)に帰って、14(金)に登ろうと思っていましたが、天気予報が雨だったので、帰省を1日遅らせて15日(土)に登って来ました。
「八海山」は最近ではお酒の方が有名ですが、「越後三山(魚沼三山とも言う)」の一つとして、また、信仰の山として昔から地元で崇められてきた山です。
(日本 二百名山のひとつです。)
実家の人たちからは、前の日に「山頂の八ツ峰の岩場は鎖場が続き、非常に危険で今年も春先に何人も滑落事故で死んでいるから、八ツ峰の手前の千本檜小屋で引き返すように!」と言われました。(^^ゞ
15日は朝、7時半前に実家の甥に車で送ってもらって、八海山スキー場の麓のロープウエイ駅に8時10分位前に到着。
ロープウエイの山麓駅で切符を買うと、切符売りのお姉さんに「今日は登山をされますか?」と聞かれ、「八海山に登ります。」と答えると「そこにある『登山届』を書いてください。」とのことです。
登山届けに記入をしていると、8時の始発の改札が始まったので、慌ててポストに投函しました。
ロープウエイに乗るとジャスト8時に出発しまして、約7分でアッという間に山頂駅に着きました。
(ロープウエイのデータを見ますと、全長2,217m、標高差771m(山麓駅376m~山頂駅1,147m)、秒速10m(時速36km)だそうですから、相当な高速です。)
標高1,147mの山麓駅から1,778mの頂上までの標高差631mを目指します。
(標高差だけを見ると半分以上をロープウエイで登ったことになりますが。)(^^;)
登山地図の標準タイムで、山頂まで片道3時間、往復6時間のコースです。
(霊山八海山の守り神?) (毎年、麓には熊がでます。)(7合目位までは比較的緩斜面)
(女人堂に9:00到着、休憩) (女人堂の祭壇?) (表標識が読めません。)
(ここだけなぜか草原風?) (漸く、7合目。段々キツクなります。)
(麓の集落が見えます。) (8合目手前の鎖場。) (谷間の残雪。)
– (霧にかすむ千本檜小屋) (10:00に千本檜小屋到着)
「大日岳」へ通じるの尾根に出て、一休み。
「大日岳」から来た人に聞いたら、頂上まではもう一度下ってから登るというので、無理をしないでここでUターン。(後、10分位のようですが、往復の体力と時間を考えて諦めました。)
帰りは、最後に登った長いハシゴを下って、鎖場を戻りました。
途中は崖に沿って、かなり細い道で鎖もないところもあり、恐い思いをしながら、千本檜小屋まで戻り、お昼ごはんです。(ちょうど、12時でした。)
そこから、女人堂を通って、下りましたが、六合目までは急坂の連続です。
トレッキングポールを使って、膝を痛めないように慎重に下ります。
(このポールがあるので、四本足で何とか若い人について行けます。)(^-^)
そして、ちょうど、午後2時にロープウエイの山頂駅に着きました。
〔今回のコースタイム〕
(往 路)
8:00 八海山スキー場山麓駅→<ロープウエイ>→8:07 山頂駅(四合目)(1,147m)
8:15 出発 →9:10 女人堂→ 10:00 千本槍小屋 →<巻き道>→ 11:00 大日岳手前の尾根〔1,650m〕?
→ 11:50 千本槍小屋(昼食)12:20 → 13:00 女人堂 → 14:00 ロープウエイ駅
〔登山時間 6時間〕
(帰 路)
16:00 ロープウエイ駅 → 17:00 迎えの車で実家に帰宅
<追記>八海山滑落事故のニュース
八海山で男性が滑落して心肺停止の模様(2015/7/21)
八海山:200m滑落、埼玉の女児重傷(2015/8/4)
「八海山」の八ツ峰は子供の頃に何回か登って、危険な山と認識していましたが、今回登って改めて危険さを実感しました。
昨年の「富士山登山」の訓練のために「編笠山(八ヶ岳)」「大菩薩峠(嶺)」「雲取山」など、それなりに高い山を登りましたが、「八海山」が一番危険な山でした。
(おわり)