■ 「杭州・義烏・鎮江(丹陽) を巡る中国出張(3泊4日)

 「杭州・義烏・鎮江(丹陽)を3日で回る旅」


 中国新幹線「杭州東駅」の待合室

 今回の中国出張は3年前から取り組んでいる「中国への輸出ビジネス」の一環で、弊社が日本製品の調達窓口をしている会社を訪問しました。
 具体的にはT-mallなどのECモールへの出店運営を行っている「浙江淘趣網絡科技」とその親会社の「浙江新光控股集団」の義烏本社を訪問し、合わせて従来の輸入ビジネスの取引先である、「鎮江通達電子」を訪問して来ました。

 夏休み明けで、航空チケットが高かったため、8月19日(日)の深夜便で羽田空港から出発し、翌朝20日(月)の早朝に浦東空港に着きました。そこからは地下鉄で上海虹橋の高速鉄道駅まで移動しました。

<今回の出張の移動行程>
   8月20日(月) 羽田空港1:55発→<飛行機>→4:35着 上海浦東空港
        浦東空港→<地下鉄:約60Km 95分>→上海虹橋駅→<高速鉄道:160Km 60分>→杭州東駅 (杭州ジャングリラホテル泊)
   8月21日(火) 杭州東駅→<高速鉄道:110Km 40分>→義烏駅
        義烏駅→<高速鉄道:365Km 120分>→南京南駅→<車:高速道路:約90Km 100分>→鎮江市(ハイアットリージェンシー鎮江ホテル泊)
   8月22日(水) 丹陽駅→<高速鉄道:210Km 90分>→上海虹橋駅(上海虹橋ホテル泊)
   8月23日(木) 上海虹橋空港9:40発→<飛行機>→13:30着 羽田空港
     【3日間の中国内移動合計 距離: 約955Km 時間: 約8時間30分】

  ( 中国の高速鉄道(新幹線)は空港と同じで、切符を買うときに外国人はパスポート(中国人は身分証明書)の提示が必要です。また、駅の入り口で「荷物検査」と「ボディチェック」がありますので、1時間位早く駅に到着する必要があります。従って待ち時間を含めた実際の移動時間はずう~っと長くなります。)

 結果、今回の出張は結構ハードで帰国後、しばらく疲れが抜けずに年齢を感じさせられました。(笑)
 
 今回の出張で感じたことは中国の地下鉄は料金が極端に安く、浦東空港駅から虹橋駅までの60Km、1時間40分乗って8元(約140円)でした。
 従って、早朝だったからかもしれませんが、朝早くから働く最下層の労働者の足と言った感じでした。
 中国人の金持ちはどんなに近くても車で移動すると聞いたことがありますが、車はまだステータスのようです。
 なお、地下鉄でも駅の入り口で「荷物検査」と「ボディチェック」があります。

 それから、日本より地方都市が発展していることです。
 今回は杭州市、義烏市、南京市、鎮江市と回りましたが、いずれの市街でも中心部にひときわ高い高層ビルが建ち、周りにはとマンション群が建っていました。そして、どこの高速鉄道の駅の待合室も人で溢れています。

 それと、ホテル代が思ったほど値上がりしたいなかったことも意外でした。
 地方都市では新しいホテルがどんどんと建っています。そして、上海などの昔から泊まっていたホテルはリフォームされていて内外装ともに新しくなっていました。

 今回、「杭州ジャングリラホテル」で1泊15,000円、出来たばかりの「ハイアットリージェンシー鎮江」の高層ホテルが12,000円「上海虹橋ホテル」11,000円でした。
 20年前は深圳市の高級ホテル1泊8,000円、丹陽市で6,000円、上海で8,000円といった感じでしたが、10年位前に1泊8,000円~12,000円くらいになっていました。

 因みに西新宿の「ハイアットリージェンシー東京」3万円~3万5千円位です。
 中国の経済発展からすればもっと高くなっているかと思っていましたが、最近の人民元安の影響もあるのか意外にリーズナブルな価格でした。 

 
高速鉄道(中国新幹線)「上海虹橋駅」のホームです。

  
中国ECモールへの出店代行の「浙江淘趣網絡科技」の杭州本社オフィス

 
  「淘趣」の経営陣、若い!              杭州市街(アリババの本拠地として発展)

 
 「淘趣」の親会社、新光グループが経営する杭州の「ショッピングモール」

 
一泊目は「杭州ジャングリラホテル」

  
「杭州東駅」(高速鉄道)の「杭州東駅」待合室の風景

 
「義烏駅」通路の新光G創業者ファミリーの写真      義烏にある「新光集団」本社

 
 新光G本社の受付                 創業者の「周暁光」女史は政治家に転身?

 
 「新光集団」の祖業のアクセサリーのショールーム。その後、不動産、金融業で発展。

 

 
 「新光集団」の歴史館。小さな木箱の上でアクセサリーを売る露天商から身を興した。

 「周暁光」オーナーの立身出世の物語。
      2016年4月 深圳証券取引所に不動産子会社が上場

 
歴史館に併設の展示即売所            物流センター。目標は全国1,500拠点。

 
 弊社の納入品が保管された物流倉庫

 
-                        海外担当の「方部長」が弊社に紹介

 
「淘趣」の義烏本社の若いスタッフと昼食会

   
奥に見えるのが世界最大の卸売市場「義烏 福田市場」

 
  「新光グループ」が経営する義烏のショッピングセンター

        
 新光G自慢の「義烏ワールドトレードセンター」      1階に併設された「無人コンビニ」

 
 この「無人コンビニ」も淘趣の実験店

 
 日本ブランドの食品も多数            このBOXに入れて、スマホで支払い

 
-                         「義烏駅」の待合室

 
 高速鉄道の「ビジネスクラス」のサービス     最高速度は時速「304Km」

ここからは鎮江市にある「RFコネクタ」の生産委託先の工場訪問になります。
2001年から18年間も取引が続いているビジネスです。
 
 「南京南駅」のコンコース            南京市から鎮江市へ

      
「ハイアット リージェンシー鎮江」ホテル

 
 58階より上がホテルです             58階のレストランから下をを覗く

 
いつも飲まされる53度のマオタイ酒

 
-                        翌朝の鎮江市街。スモッグの先は揚子江

 

 
-                        中国の地方都市は電動バイクが溢れています。

 
高級ホテルの隣に昔の中国が所々に残っています。

 
 工場のオーナーの社長室

 
-                        最終検査行程。年間30万個近く生産。

 
 最近の不良品発生は年間数個。非常に優秀です     過去の不具合例のカンバン

   
-                          金型置き場

 
 アルミダイキャストの金型製作

 
 出来上がったアルミダイキャスト製品

 
  アルミの溶融炉

 
 EV車の充電コネクタの部品だそうです(米国の有名コネクタメーカーのOEM品)

 
 こちらはダイキャスト部品の塗装工程


(おわり)