■「利尻山」(北海道・利尻礼文 3泊4日)1日~2日目
「北海道 利尻山(標高1,720m)」(稚内空港⇒フェリー)2日目の山行
▷ 2019年5月30日(金)〜6月2日(日) 3泊4日
▷ 交 通:羽田空港10:45発 ⇒<ANA571便>⇒稚内空港112:35着⇒<路線バス> ⇒13:20稚内FT14:30⇒<フェリー>⇒16:10 鴛泊港 ⇒温泉旅館「雪国」(泊)
▷ 天 気:1日目晴れ、2日目小雨後晴れ(利尻山登頂)
▷ 歩 程:16.5km 11時間00分 ▷ 歩数 約29,000歩
▷ コース:(2日目)鴛泊登山道口ST4:15→ 6:05第1見晴台(6合目)→ 7:40長官山(1,218m)→ 8:00避難小屋8:20→ 10:00利尻山北峰(1,719M)→ 11:30避難小屋(昼食)12:00→ 12:15長官山→ 13:30第1見晴台→ 15:05ポン山分岐→ 15:15登山道入口⇒ 温泉旅館「雪国」(2泊目)
今回は5月30日~6月2日までの3泊4日で北海道の「利尻山」と「礼文岳」に行ってきました。
羽田空港と稚内空港は午前と午後1便づつで1日、2往復です。
5月30日(木)の午前便で稚内空港に向かい、フェリーで利尻島の鴛泊(オシドマリ)港に渡り、近くの「雪国」という民宿に泊まりました。
事前の天気予報では31日(金)は朝から強風で予想風速は20~24m/S。午後の2時~3時頃には雨も降りかなり荒れそうな予想でした。
そこで、朝の5時出発の予定を1時間繰り上げ、4時に宿のマイクロバスで「鴛泊登山口」に向かいました。
今回の参加者は19名で、そのうち17名が「利尻山」山行に参加しました。参加者の中に「百名山」に挑戦中で今回の利尻山が98座目という方がおり、這ってでも登るという意気込みでした。(笑)
天気予報どおり、登り初めから強風に煽られ上空はゴーゴーとエゾマツの枝がうなり声をあげていましたが、樹林を盾に何とか強風を避けながら進みました。
高度を上げていくとエゾマツがハエマツにかわりました。それでもハエマツが風を遮ってくれるので何とか登り続けましたが、内心はこの強風で山頂までたどり着けるかと心配していました。
6合目の「第1見晴台」では周りに遮るものが無く、風で身体が持って行かれそうになりましたが、強風のせいか下に雲がなく、下界の視界は良好でした。
利尻島の町や海岸線、港などが良く見え、向かいの「礼文島」の島影もはっきり見えました。
「第2見晴台」でも遮蔽物がないので、吹き飛ばされそうになりながら、休憩もそこそこに進みました。
8合目の「長官山」で一息いれましたが、天気は曇り模様のわりにはガスがかかっていないので、「利尻山」の山頂がきれいに見えました。
「利尻山避難小屋」に着いたのがちょうど8時でしたが、地形の関係か?風は次第に弱まっていたので、食事は帰りの「避難小屋」でということで、20分ほど休んで、出発しました。
「避難小屋」を出たところに今回、唯一の「雪渓」を横切りました。
出発前に5月末の利尻はまだ、雪が沢山残っているのでないかと心配されましたが、前週に北海道は真夏並みの気温だったせいか、雪はこの一か所以外は無かったです。
(せっかく、全員アイゼンを持っていたのに使う所はなかったです。)
「東ハイ」の2004年の「長官山」から撮った「利尻山」の写真を見るとかなり雪が残っていました。
地球温暖化で雪が減ったのか? 今年がたまたま、雪が少なかっただけなのか分かりませんが・・・。
山頂の「北峰」へは10時ちょうどに着き、風も無く、眺望も良く、出発時には考えられない天気でした。みんなで写真も沢山撮りました。
帰りは「避難小屋」でお昼を食べてから、下山しました。
登る時ほどではありませんが、帰りも下に来るとやはり、ところどころ風が強いところがありましたが、無事、順調に下山できました。
登山口に着く少し前にほんのちょっと雨がパラパラしましたが、直ぐに止みました。
しかし、迎えのマイクロバスで宿に向かう途中で、フロントガラスに雨が当たり初め、「利尻山」を振り返ってみると黒い雲に覆われていていました。
その日の夜は明け方までかなり、強い雨でしたが、翌朝、「礼文島」に向かう頃は雨はすかかり上がっていました。
今回の山行は当初、心配していた悪天候の合間を縫っての幸運な山行だったと、「山の神様」に感謝です。(笑)
「東ハイ」の記事はこちら!