■「社内サーバーが壊れました!」(I/Oデータ機器製 DHL2-A4.0RT)

 「RAID 1(ミラーリング)仕様で助かった!

 社内で使っている簡易サーバー片側のディスクが壊れているのが11月6日に分かりました。
 I/Oデータ機器社の「DHL2-A4.0RT」という機種で、2台のハードディスクに同時に、同じデータを書き込むミラーディスク(RAID1)として使っていました。
 なので、1台のディスクが壊れていても残った1台が正常に動いていて直ぐには気づきませんでした。

 たまたま、サーバーの容量の残量を見に行ったらエラーメッセージがあがっていて、慌てて調べました。

 

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 設定画面を見ると「DISK2」が「エラー」になっていました。

 DISKの片方が故障しているのは分かったが、2016年9月に買ったサーバーなので現行製品のどの型名のディスクと交換すればいいか分りません。
 I/Oデータのサポートに電話すると交換できるハードディスクの型名を教えてくれました。同時にどちらのディスク壊れているかは外からもLEDランプで確認できるとのことでした。

 

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 サーバーの正面を見ると、右側の小さく「2」と書いた側のLEDが赤く点灯しています。ということで、「DISK2」が壊れていることが再確認できました。
 また、片側が壊れているためにサーバーが不安定になるので、壊れたディスクを外して使ってくださいとのことでした。

 <以下はディスクの取外し写真です>

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 先ず、側面の電源スイッチを長押ししてサーバーを止めてから、配線を外します。
 
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 本体裏側の上の方にあるレバー状の取っ手を押して上蓋を上に開きます。(非常に簡単に開けられる構造になっています。)
 
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 壊れたDSK2を上に持ち上げて取り出します。

  DISK1だけで再起動すると普通に動きました。業務には全く支障がありません。
 

  交換用のディスクを購入しようと思って、I/Oデータお薦めの交換用ディスク「HDLA-OOP2BG」をアマゾンで見ると22,000円位します。
 ここで、もしかしたら「延長保証」に入っているかもと思い保証書を探してみると、「5年間延長保証書」が出てきました。

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 そこで、早速ホームページから保険会社の「プロダクト・ワランティ・ジャパン(PWJ)」に修理依頼を申し込みました。
 この会社は何と、「損保ジャパン」に買収されて「SOMPOワランティ株式会社」と社名が変わっていました。

 ところが、11月6日に修理の申込み(良品との交換)をしたのに、自動返信で申込受付のメールがきたのみで、3日経っても担当者からの連絡がありません。
 そこで、11月11日に問い合わせのメールをすると、ようやく修理依頼が立て混んでおり申し訳ありませんが、暫くお待ちくださいとのメールの返事がきました。
 そして、11月13日に故障したディスクの送り先などのメールが来ました。これで1週間が経ちました。
 翌日の14日に指定された埼玉県の修理センターに発送しましが、行きの運賃はこちらも持ちだそうです。

 取りあえず、片側だけで問題なく動いているのでそのままにして待っていると、何の連絡も無く突然、「故障が確認できたので代わりのディスクを送ります。」との修理報告書とともに新品の代品が送られて来ました。
 壊れたディスクは「ウエスタンデジタル」製でしたが、「東芝」製のものが送られてきました。

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 結局、壊れてから良品が手に届くまで3週間かかりました。
 家電で延長保証を契約している人は洗濯機や冷蔵庫が壊れて、3週間も使えなかったらどうするのかな?と思いました。
 洗濯機はコインランドリーに行くとして、冷蔵庫は代替え手段がないと思いますが・・・・。
 「SPMPOジャパン」は大会社なのと、実際の修理は外注に投げているようなので、窓口の担当者をもっと増やして対応を良くしないと、苦情が殺到しているのではないかと、人ごとながら心配します。(^^;)

 話は戻って、送られてきた新品のディスクを早速、取り外した手順と逆の順で取り付けましたが、ネットで調べるとDISK1のデータをDISK2に書き込む作業に5~6時間かかるということです。
(セットアップの作業はディスクを取り付けて、電源を入れると自動で始まります。)

 そこで、翌日の金曜日の業務が終わってからセットし、翌日の土曜日に見に来ることにしました。
 (セットの時間はデータ量によって変わります。また、セットアップ中もDISK1とのデータのやり取りは出来そうでしたが、念のために全てのパソコンを停めてから、サーバーの電源を入れました。)

 土曜日に会社に来て確認すると、完全に元に戻っていて、快適に動いてくれていました。
 

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   両側の1,2の位置のLEDランプが消えていれば正常。設定画面でも確認できます。

 因みに、現在の4TB(テラバイト)のサーバーの前は同じI/Oデータの「HDL2-G1.01T」使っていました。
 合計で1TB(テラバイト)ですから、500GB(ギガバイト)のハードディスクが2台入っていて、書き込める最大容量500GBになります。
 この機種の容量がいっぱいになりそうになってので、今、使っている「HDL2-A4.0RT」を後継機として購入しました。
 
 正直言って、前の1TBの機種は書き込みが遅かったり、特定のファイルにアクセスできる人を「1人」か、「全員」かの選択しかできずに不便に感じていました。

 そこで、4TBに買い替える時にバファローなど他社に変えようかとネットで色々と調べました。
 しかし、I/Oデータの設定になれているのと他社も色々と問題があるような書き込みがあったので、I/Oデータの4TBタイプを買いました。

 結果は大正解でした。
 最初の機種は2009年8月に購入し、7年間使いました。
 その間にハード、ソフトともに進化したようで、非常に高速になり自分のパソコンのディスクにアクセルするのと同じ感覚でストレスを感じることが無くなりました。
 また、ファイルへのアクセス権限も自由に設定できるようになっていました。

 ただ、同じサイズで容量が非常に大きくなっているだけに故障のリスクは増していると思います。
 願わくば、もう片方のディスクも5年の「延長保証」中に壊れて欲しいと思っています。(笑)

(おわり)