「★ 中国出張時の食事事情」
中国に出張に行くと、地方都市では1週間 (朝のホテルのバイキングを除いて) お昼と夕食は地元の中国料理レストランでの食事(接待)になります。
(上海などの都会と違って、地方都市にはまだいろいろな料理の店がないようです。)
ご存じのように広大な中国には地方ごとに、多数の郷土料理がありますが、一般には大きく分けて
・北京料理・・・北京ダックなどの肉料理と水餃子や饅頭などの蒸し物。
・上海料理・・・上海カニや豚の角煮など、醤油味味が多い。
・四川料理・・・火鍋に代表される激辛系。マーボ豆腐なども。
・広東料理・・・野菜炒めなどアッサリ系が多い。でも広東では机以外の足のある生きものは何でも食べるとも言われています。
(一時、サーズが流行ってハクビシンは食用禁止になりましたが。)
この4つの料理は日本人もだいたい知っています。
余談ですが、「中国料理」と「中華料理」の違いは、現地の食材と調味料で味付けしたものが中国料理。
中華料理は中国料理を日本で日本風にアレンジしたものだそうで、似て非なる物だそうです。
日本人には醤油味の中華料理の味付けの方が合いますね。
(海外で日本料理を韓国人やフィリピン人のコックが、現地風の味付けにアレンジしているのと一緒かな?)
私がよく出張に行く、鎮江市や丹陽市は蘇州料理とか言っていました。上海料理に近いようです。
上海カニは上海より、鎮江の方が美味しいとのこと。
ある時いつのも鎮江のホテルに泊まろうとしたら、北京から政府の役人がホテルを貸し切って会議をやるとのでホテルの予約が取れませんでした。
ちょうどそのころ、鎮江の上海カニが美味しくなるシーズンだから、わざわざ北京から会議の名目で偉い人達がくるのだそうです。(-_-;)
中国共産党の役人らしいですね。
でも、日本の国会議員でも海外視察大名旅行がありますから、中国を笑えないです。(笑)
基本は個室と回転式丸テーブル ビル一棟が「中国料理レストラン」
(「中国の宴会とお酒について」へ続く)