■「蕨山」から「さわらびの湯」へ (西武池袋線 飯能駅バス)

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 「初めての ”西武線沿線” の山登り

 

今日は「文化の日」の祝日です。

西武線の飯能駅からバスで1時間の「名郷バス停」から入る「蕨山」に登ってきました。
帰りには「さわらびの湯」まで下って、露天風呂につかり、のんびりと過ごすことができました。

今週は飛び石連休だったのですが、前半は天気が悪く、昨日まで雨でした。

そろそろ紅葉のシーズンなのと、今日は天気が回復するとの予報でしたので、今回は初めて、秩父方面の山に挑戦しました。

有楽町線の「市ヶ谷駅」が自宅から近いので、これを利用すれば、池袋までわずか11分で行けることに気づき、これを機会に「西武線沿線」の山も開拓してみようと思います。

【今回のコースタイム】
(登山口まで) 飯能駅バス<湯の沢行きバス> (北口2)7:10 → (さわらびの湯経由) → 8:05 名郷バス停

・名郷バス停 8:15 → 8:35 蕨入林道終点 → 8:55 尾根に出る → 9:55 蕨山展望台(1,044m) →10:40 藤棚山 →11:20 大ヨケノ頭<昼食>→ 12:15 金比羅神社(奥の院) → 13:00 さわらびの湯 【合計 4時間45分】

(帰 路)さわらびの湯バス停 14:16 →<バス>→ 15:01 飯能駅

朝、5時半に市ヶ谷から有楽町線に乗り、池袋駅で西武池袋線に乗り換えて、約1時間で飯能駅につきます。
   

(飯能駅北口)    (早く着いたので牛丼で朝食) (バス停の登山客)

飯能駅からは「湯ノ沢」行きのバスに乗り、一旦、「さわらびの湯」バス停を経由し、「名郷」バス停でおります。バス停の奥の小径を少し下ってから右に曲がり、入間川にかかる小さな橋を渡ります。
   

 そして、林道をしばらく登ると林道の終点に突き当ります。そこを右にまがり、橋の無い沢を渡って、急登の林間を登り始めます。息を切らしながら、約25分ほど登ると尾根に出ます。

尾根では強い風が吹いていました。汗をかきながら登って来た身には冷たい風が気持ちよかったです。
尾根から見える谷を隔てた向かいの山から、ちょうど朝日が昇ってくるところです。
  
 

そこで、一休みしてから蕨山頂上に向かいました。
途中でかなり険しい岩場もあり、蕨山山頂までは標高が低い割には体力を使います。
   

 蕨山山頂との分岐を経て、予定より早く10時前に「蕨山展望台」に着きました。 

そこで、20分の休憩を取り、エネルギーを補充し、ポットで入れたドリップコーヒーを飲み英気を養いました。
   

 その後、部分的に赤くなった紅葉を見ながら、「藤棚山」(920m)まで雑木林のなかを歩き、「金毘羅尾根」を通って、しばらく行くと杉林に入っていきます。

   

この杉林の中では考え事をしていて、何度か道を間違えそうになりました。やはり、登山で油断は禁物です。(^-^;

そして、極め付きは杉林の先の突き当りで道しるべの赤いテープを見失ったことです。

太い杉の木に2重に巻いた赤いテープを最後に、次のテープが見当たりません。
杉林の中は道がはっきりと決まっていません。そこで、赤いテープを頼りに進みます。

突き当りの急な下りの林を何回か途中まで降りましたが、道しるべがなく、何回も確認に戻りました。
 
しばらくすると、高価そうな一眼レフのカメラを抱えた、40歳代位の男性が追いついてきたので、「ここで道を見失ったけど、この先の道はわかりますか?」と聞くと相手も「私もこのコースは初めてです。」とのこと。

彼が「ナビで調べてみます。」と言って、スマホのナビで調べてくれました。(標高が低く、人家も近いので携帯も3Gで繋がっていました。)

そして、「この杉林の谷を真っすぐに下るようです。」とのこで、お礼を言って、私が先に降りると、かなり下ってから赤いテープがまた、見えだしました。
 
そして、かなり急な林間の坂を下り切ると舗装された車道に出ました。

     

その先はどちらに行けばいいかの標識は出ておらず、登山地図を見てもよくわかりません。

地図の感触で、車道に沿って下ると途中から右に登山道があるのだろうと思い、車道に沿って下りました。
   

再度、登山道に戻る道は見つからないままに川に沿った道路をそのまま、下るとかなり進んでから民家が見えました。

途中で川岸に乗り入れてバーベキューをやっている車もあり、このまま進めば町に出るだろと思い、そのまま、どんどん下りました。

そして、とうとう幹線道路にたどり着きました。

標識を見ると、右手が「名栗小学校」と「名栗中学校」とあります。
地図を見ると、どうやら途中で道を間違えて、目的の「さわらびの湯」より、かなり北側に出たようです。

いまだにどこで間違えたか分かりませんが、「炭谷入林道」を通ってきたようです。

そこから、「さわらびの湯」まで2Km近く歩きましたが、予定よりも30分早く、2時前には目的の温泉に着きました。

「さわらびの湯」はバス停の前の広場の一番奥まったところにありました。
途中に地元の物産店やレストランなどと共に、大きな駐車場があり、たくさんのオートバイや自家用車が駐車しており、温泉に入りに来る近郊の人が多いようです。
   

「さわらびの湯」で、温泉に入り、マッサージチェアで疲れを癒してから、14時16分のバスに乗り、飯能駅まで戻りました。

   
(「さわらびの湯」の近くに桜のような花が咲いていました。「十月桜」と言うのかな?) 

飯能駅では夕方からのイベントでもあるのか、駅の改札前に溢れるばかりに、学生風の人達が降りてきました。

飯能駅から快速に乗って、池袋駅を目指しましが、今度は「稲荷山公園駅」でも溢れるばかりの人が電車に乗り込んできました。
窓から見える、「稲荷山公園」の中も黒山の人だかりです。

 
何か大きな野外コンサートでもあったのかと思い、家に帰ってネットで調べると、入間の「航空自衛隊基地」で開催されていた、「航空ショー」を見学に来た人達のようです。

今年は「安保法制」で自衛隊はいろいろと騒がれましたが、航空ショーはもの凄い人気のようです。(^^;)
と言うことで、今回の山登りでは西武線沿線の土地勘が少しついたようで、それなりの収穫がありました。

 
(おわり)

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