「谷川岳(トマノ耳・オキノ耳)」 標高1,977m
〈今回のコースタイム〉
(往 路)東京駅 6:36 →<MAX谷川401号>→ 7:53 上毛高原駅 <バス>8:00 → 8:45 ロープウエイ駅 → 9:10 天神平駅
(スタート) 天神平〔1,320m〕9:20→10:10熊穴沢避難小屋→10:50 天狗の溜まり場 → 11:40肩の小屋 → トマの耳 → 12:00オキの耳〔昼食〕1,977m → 12:30肩の小屋 → 13:30ラクダのコル → 15:40ロープウエイ駅
(登山時間合計 5:20)
(帰 路) 谷川岳ロープウエイ駅<バス> 16:00 → 16:50 上毛高原駅 17:26 → <上越新幹線> → 18:40東京駅
今日は以前から登りたいと思っていた、「谷川岳」に単独日帰りで登ってきました。
朝、東京駅6:36の上越新幹線で「上毛高原駅」まで行き、そこからバスで45分。9時前には「谷川岳ロープウェイ駅」に着きました。
(チケット売り場の手前に「登山届」を書く場所があり、その場で書いて投稿しました。半券は下山時に投稿します。)
ロープウェイは約10分で標高1,320mの「天神平駅」です。
そこから歩き始めて、「熊穴沢避難小屋」、「天狗の留まり場」を経て「肩の小屋」へ到着。頂上はもう直ぐです。
ここで3回目の休憩をとり、早めの昼食を食べました。
ここから頂上の「トマノ耳」を目指しますが、ここに荷物を置いて頂上を目指すパーティもありました。
「トマノ耳」までは約5分。その先の「オキノ耳」までは約10分。実際は途中に咲いている、様々な高山植物の花の写真に撮りながら登ったので、倍くらいの時間がかかりました。
山頂からは谷川岳名物の垂直な崖壁を見下ろし、その偉容に圧倒されました。
因みに谷川岳は遭難が多いことで有名ですが、今までに800名以上が命を落としているそうです。
そのほとんどが絶壁を登るロッククライマーの事故ですが、山頂は裏日本と表日本の境目に位置する場所なので、天候の変化も激しく、冬場などの遭難も多かったようです。
(今回も下山途中の急峻な岩場を降りきった「ラクダのコル」に遭難者の碑がありました。)
帰りは時間も早く、天気も良かったので「西黒尾根」ルートを下山しました。
ガイドブックに書いてあったとおり、中腹までは急こう配な鎖場の連続で、腕力に頼りながら降りないといけない岩場も数か所ありました。
中腹から先の登山道もずっと石ころの道で、非常に歩きにくく、足首や膝を傷めないか心配でしたが、下山に思ったより時間がかかり、ゆっくりと歩く余裕はありませんでした。
残り、あと1時間位のところでエネルギーが切れ、予定外の休息を取りました。
お菓子と暖かいお茶でエネルギーを補給し、何とか無事に下山できました。
麓に着くと既に3時半を過ぎていて、後ろから追い越してくる人はいなかったので、自分が最終ランナーかなと思っていましたが、最後に自動車道に降りて写真を撮っていると後ろから若者が1人降りてきました。
今回、やはり「西黒尾根」からの下山はかなりハードでした。おかげで、翌日から数日、太腿の筋肉痛が続きました。(^^;)
谷川岳ロープウェイ駅を出発。時間は早いので乗客は少ないです。
このリフト乗り場の右側を通って、「谷川岳」山頂を目指します。
標高は2,000mもないのに森林限界が低く、草原になっています。
「天狗の溜まり場」です。狭いところに天狗(登山者)が多く、素通り。
下から薄いガスがゆっくりと上昇してきましたが、ガスにまかれることはありませんでした。
「谷川岳肩の小屋」です。「トマノ耳」まであと少しですが、ここで昼食。
「トマノ耳」の山頂から裏側の景色を見る。残念ながらガスがかかっていました。
写真にはあまり写っていないが、たくさんのトンボ(赤とんぼ?)が飛んでいました。
「肩の小屋」近くまで降りてくると、石を積んだ円錐の台の上に標識が立っていました。冬、雪に埋もれないためのようです。
ここを降りてきました。写真では急に見えませんが、上の方はかなりの崖です。
「ラクダのコル」。険しい鎖場は一段落のようですが、まだ、半分も来ていないようです。
ここの分岐から「巌剛新道」に向かう人たち。名前からして、かなり険しそうです。
「ラクダのコル」からロープウェイ側の谷を見る。
一休みの後、「ラクダの背」に向かいます。まだ、険しい山が続くのかな?
ロープウェイの麓の駅が見えてきました。あと、一息かと思ったが実際はここから1時間半以上かかりました。
途中でエネルギー切れで休憩した後に出てきたカンバン。まだ、残り1時間…!(^^;)
ようやく、麓の車道に出ました。「西黒尾根」へ登る場合は入口になります。
土合駅、2.1kmとありますが、ロープウェイ駅はかなり手前ですぐそこです。