爼嵓(マナイタグラ)山頂(標高:2,346m)
● 2016年 9月16日(金)~17日(土)
● 交 通:西八王子駅より、八王子市の友人の自家用車に同乗
● 天 気:(1日目)曇り (2日目)曇り、夕方雨
● 歩 程:(1日目) 3時間05分 (2日目) 13時間00分
● コースタイム:(*シニアのコースタイムで若い人の参考にはなりません。)
(1日目)大清水P 11:20 → 12:15 一ノ瀬 → 13:35 三平下 → 14:25 尾瀬沼ヒュッテ(泊)(標高1,660m) <3時間05分>
(2日目)尾瀬沼ヒュッテ 5:15 → 5:30 長英新道分岐 → 8:00 ミノブチ岳(2,220m) → 8:20 ナデッ窪分岐 → 8:40 爼嵓(マナイタグラ) → 9:00 柴安嵓(シバヤスグラ)(最高峰:2,356m)〔昼食〕<登り 3時間45分>
俎嵓 10:00 → 10:20 ナデッ窪分岐 → 12:55 沼尻平 → 13:30 南岸分岐 → 14:50 三平下 → 15:25 三平峠 → 16:50 一ノ瀬 → 18:15 大清水峠(P) <下山 8時間15分> 合計 13時間00分
<上り標高差 696m、下山標高差 1,166m>
今回は小中学生時代の同級生の田中さんと9/16(金)~9/17(土)の日程で、尾瀬沼の「燧ヶ岳」に登ってきました。
初日は田中さんの車に西八王子駅で拾ってもらって、高尾ICから圏央道に入りました。
そして、鶴ヶ島JCTから関越自動車道に出て北上し、沼田ICで高速を降りました。
そこから更に1時間走って、「尾瀬沼」の入り口の「大清水」に到着です。
右が「旧道」ですが、左側の新道を歩きました。(ここから「一ノ瀬」まで、シャトルバスが通っています。
何の木かわかりませんが、沿道の木の実も色づき初めて、秋を感じさせます。
帰りはここから、「シャトルバス」が出ています。
尾瀬は登山道が整備されていて、いたるところに「木道」があります。
今日泊まる、「尾瀬沼ヒュッテ」までの湖に沿った道も整備されていました。
道中に咲いていた鮮やかな紫の花。「オクトリカブト」と言うようです。
近くにあった公衆トイレ。完全な「水洗トイレ」で、山では珍しく清潔なトイレでした。
「燧ヶ岳」の峰々。明日は「爼嵓」(マナイタグラ)と最高峰の「柴安嵓」(シバヤスグラ)に登ります。
「ビジターセンター」の裏でもヘリコプターが荷物を運んでいました。
<ここから、2日目です。>
朝、4時に起きて「オニギリ」の朝食を食べました。5時15分に出発。
薄明りのロッジの玄関。
「沼尻」方面と「長英新道」の分岐点。我々は「長英新道」から「爼嵓」を目指します。
「七合目」で若者に一気に追い抜かれました。歳には勝てません。(^^;)
東の空がかなり明るくなっています。雲の上には朝日が昇っているのかな?
「ミノブチ岳」山頂から見た「柴安嵓」(シバヤスグラ)(左側)と「爼嵓(マナイタグラ)」(右側)。両方とも「燧ヶ岳」
の山頂です。
「八合目」。(「ナデッ窪」ルートで登ってくる登山道との合流地点。)
山頂付近から見た「尾瀬沼」。手前の茶色の広場がある山が「ミノブチ岳」です。
鞍部を挟んで向かい側にある「柴安嵓」(シバヤスグラ)山頂。向こうが10m高いです。これから、荷物を
置いて往復します。(片道20分)
「柴安嵓」(シバヤスグラ)に登る途中に菱型の立派な岩が立っています。
岩の根元で休む、田中さん。
「柴安嵓」(シバヤスグラ)の山頂にたどり着きました。標高<2,356m>。
中央右手の奥に薄く見える高い三角形の山が「富士山」のようです。
先ほど登った「爼嵓」です。これから向こうに戻って、「ナデッ窪」ルートで下山します。
「八合目」の「ナデッ窪」ルートと「長英新道」の分岐点まで下山しました。
「ナデッ窪」ルートは大きな岩(石)がゴロゴロしている急峻なルートです。
「ナデッ窪」「見晴」「沼山峠」「大清水」の各ルートへの交差点。
湖に沿った道なので平坦な砂浜のような道を想像していましたが、火山の堰止湖なので、
アップダウンの激しい山道でした。
この後、「三平下」で休憩した後、「三平峠」を通ってようやく、見慣れた太陽電池測量器まで
戻ってきました。「一ノ瀬休憩所」はもう直ぐそこです。
行くときは気が付かなかった、こんな「カンバン」もありました。
16時50分、ようやく終点に着いたと思いきや既に人影がありません。なんと、16時30分で
「シャトルバス」は終了していました。(涙)
車の置いてある、「大清水」まで3Km(1時間ちょっと)を歩くしかありません。
結果、途中で雨が降り始め、段々と本降りになってきました。
「大清水」に着くころには日も完全に暮れて、真っ暗闇状態です。(^^;)
(今回、初めて山小屋以外でヘッドライトを使いました。)
「大清水パーキング」には18時15分に着いたので、合計13時間歩いたことになります。
(私の歩行時間の最長記録です。前回の「立山縦走」も11時間歩きましたが、こちらは超スローペースで基準時間の倍のスピードだったためです。)
<帰路>大清水P 18:30 ⇒(マイカー) → 19:30 沼田IC → 21:30 高尾IC ⇒ 21:49 西八王子駅 ⇒ <中央線> ⇒ 22:53四谷駅
(おわり)
【追記】一年前にホームページをリニューアルし、ベースのシステム(CMS)もWord Pressに変更したので1年がかりでブログの引っ越しの途中です。(システムが変わって、単純にコピーできないので、一つ一つのブログをWord Pressに書き直しています。)
このブログを再度、書きながら5年前に「燧ケ岳」に登った時のことを思い出していますが、今から思うとかなり無謀な登山でした。(汗)
私も2年前にガイドについて「富士山」に登った程度でほとんど高い山の経験がなく、東京ハイキングも入会して半年程度で登山の経験が浅い状態でした。
田中さんもほとんど、今回の「燧ケ岳」が山デビューといった状況でして、二人でいきなり2,300m以上ある山に登ったのですから全く無謀な計画でした。
今ならかなり余裕を持って、少なくても3時には「大清水」の駐車場に着く計画を立てるでしょう。そして、それが難しいようであれば年齢も考慮して、もう一泊する計画を立てます。
ただ、救われたのは自分が傘とヘッドライトをもっていたことです。その後の東ハイの山行でも麓は晴れていても山では雨に降られることや、秋や冬になると日が沈むのが早くなり少し道に迷ったり、歩けない人が出るとヘッドライトの世話になったことがあり、雨具とヘッドライトは常にリュックにいれておくようにしています。